鹿手袋氏子とは

鹿手袋氏子(しかてぶくろうじこ)

氏子とは、古くからその地域に住み、その土地の氏神様を信仰する人々を指します。
同じ氏神を信仰し、その神社の信仰圏を形成する人々のことを指す言葉で、簡単にいうと氏神様のサポーター的役割です。
鹿手袋氏子では、鹿手袋の神社に御住まいの氏神様を敬い・祀り、鹿手袋の神社を維持・管理していくとともに、伝統ある数々の「神事・祭事」を執り行うことによって、鹿手袋地域の繁栄とともに、後世に引き継いでいく事を目的としています。
文献によると、この鹿手袋地域には“室町時代”から農耕に従事していた集落があったそうです。

氏子総代(うじこそうだい)

氏子の代表で、氏神神社の祭礼にあたり神職への協力などをします。
鹿手袋氏子総代は4名います。その中の一人が「総代長」として氏子全体をまとめています。

 

氏子世話人(うじこせわにん)

氏子行事の準備や、執り行う際の現場での実行責任者です。
鹿手袋氏子では「世話人」と呼ばれていますが、正式には「若衆頭(わかしゅうがしら)」といい、氏子の中でも若い者が努めます。
任期は、2年+2年の計4年間で、最初の2年は右も左も分からない中、先輩や氏子仲間にサポートされつつ氏子行事を執り行い、鹿手袋のことを覚え経験を積み、次の2年で後輩に指導しながら受け継いでいく習わしです。
若い者が務めることで、試行錯誤しながら鹿手袋の様々なことを覚え、一人前になり仲間入りしていくという意味があるそうです。

 

氏子青年会(うじこせいねんかい)

多くの世話人経験者で構成された青年会は、若手世話人、氏子行事を組織でサポートしています。
昔と異なり、世話人になる者も会社勤め人が多く、とても4人では全ての祭事をとりまわすことができなくなってきています。そんな世話人を多くの経験からサポートしている集まりです。
また、年末の大イベント「初詣」を主催しています。